今回20代に向けてご紹介するのが下記の記事についてです。
もともとはサラリーマン。独身で年収は1千万円台。営業成績が1位になり、海外の本社で表彰されたこともある。3年前、リズムが崩れた。「心がプツッと切れた」。心臓病や糖尿病も患い、出社できなくなって4月に辞めた。 退職金はない。失業手当は会社との手続きが苦痛で申請していない。心身の不調でよく考えることができないまま、コロナ禍で苦しむ知り合いの飲食店主の求めで750万円もの大金を貸してしまった。それが、路上生活の引き金になった。
引用元 西日本新聞
上記の記事が西日本新聞に掲載されました。
決して他人事ではなくいつあなたの身に降りかかってもおかしくありません。
エリートから路上生活になった背景
今回取り上げられている方の詳細は西日本新聞にも掲載されていません。
わかっているのは下記です。
性別 | 男性 |
---|---|
年齢 | 51歳 |
キャリア | 年収1000万 外資系企業 営業成績1位獲得歴あり |
家族 | 独身 (両親は不明) |
現在 | 路上生活後に生活保護受給 |
51歳で外資系の企業に勤務していたようなのでエリートコースを歩んできた方です。
退職になったきっかけまでは掲載されてませんでしたが「気持ちがプツッとなった」とあります。
一般的に外資系企業は年齢が上がってくるといくら優秀でも在籍し続けるのはハードルが高いです。
その後、貯金していた750万を知り合いの方に貸している?あげた?ようです。
普通ありえないと思いますが精神状態が不安定が原因で冷静な判断ができなかったのかもしれません。
日本の現状から考えると一瞬で貧困層になる
20代のあなたは会社員として働いているとまさか自分が貧困層に入るとは夢にも思わないでしょう。
しかし、わたしも転職を数回繰り返してきましたが転職先で給料が減ることも経験済みです。
一瞬で生活苦しくなりました。月給30万→20万に減って家賃補助もなくなれば一瞬で貧困層です。
これからの日本は外資系企業に限らず内資系企業でもリストラをどんどんやってます。
企業不祥事も出てきています。マジメに一生懸命働いている社員までも関係なく巻き込まれてしまうというリスクは考えておきましょう。
エリートから路上生活者への口コミ
全然わからん…なんで「政治は一番弱いところに届いてない」なの?面倒で失業手当申請しないで、経緯は書いてないけど友人にお金を貸して失敗した人だよね?政治のせいか…?
「心がプツッと切れた」年収1000万円から路上生活…“自助”の呪縛の末に(西日本新聞)#Yahooニュースhttps://t.co/twq14E9oQo— kanzm (@a144118) October 19, 2021
https://twitter.com/mokups/status/1450336328395096065?s=21
https://twitter.com/product1954/status/1450332760938192898?s=21
今回のエリートから路上生活者になった51歳男性は確かに特殊な部分があります。
- 失業保険申請がめんどうでしていない
- 知人に750万貸してる
上記の2点が路上生活する前の過程としてあるのであまり同情は集めていないようです。
生活保護受給は簡単ではない
今回のエリートから路上生活になった方も早めに生活保護受給していればまだマシだったかもしれないと思います。
政治家や行政にこの感覚は伝わりにくいかもしれないが、生活保護の申請時に行政が家族に援助できないかどうか確認することへの抵抗感は相当に強い。先の年末年始、東京の支援団体が申請を拒む困窮者128人に理由を尋ねると、34%がこれを挙げた。安全網は十分に機能していない。
引用元 西日本新聞
しかし、生活保護制度は素晴らしいのですが受給するまでに精神的なハードルがいくつもあります。
- 家族に生活保護申請の連絡が入る
- 正確な住所や身分証が必要
- 窓口で生活保護受給ではない方法を提案される
- 所有物制限がある
家族に連絡が入る
生活保護申請すると必ず家族に連絡が入ります。家族で面倒みることはできないかという内容です。
エリートコースを歩んできたならより一層プライドが邪魔をします。
正確な住所、身分証が必要
生活保護申請するには住所が必要になります。また、身分証も必要です。
そのため、生活保護を受ける前に部屋を引き払うと生活保護受給のハードルが上がります。
そのため、部屋がなくなってしまった場合は生活保護などの受給をサポートしてくれるNPO法人などに助けを求めることになります。
窓口で生活保護以外の提案される
生活保護申請も窓口に行ってすぐに受給にはなりません。
特に年齢が若くて身体に障害がない場合は窓口の担当者によっては「怠けるな」という感じで話を聞いてくれない場合も。
精神的にまいっている状況でやり取りするのは嫌ですね。
所有物に制限
生活保護を受けるには残高の確認と車の所有が制限されます。
部屋をまだ借りている場合は部屋に担当者が来て確認されることがあります。
特に女性からしたらかなり嫌な気分になることも。
日本には生活保護という素晴らしいセーフティネットはらありますがマジメな方ほどハードルが高いです。
逆に何も気にしないような人が受給していて楽をしている現実が一部あるのは事実ですね。
20代ができる対策
路上生活にならないような対策は20代のうちからしておく必要があります。
実際にわたしがしている対策です。
- 転職に強い資格を取る
- 収入源を2個以上確保する
- 転職エージェント登録
転職に強い資格
日本は資格者が優遇される国です。アメリカは実力主義が強いですが日本は就職するまでは資格保有者が受かります。
その為、有資格者がいないとビジネスができないような資格を20代のうちに取得しておきましょう。
宅建資格・登録販売者資格などがおすすめ。
収入源を2個以上確保する
会社からの収入だけでは不安でしかありません。
今の時代はありがたいことに努力したり工夫することでチャンスがらあります。
プログラミング・アフィリエイト・株式トレードの3つが場所を選ばずにまずはスキマ時間を使ってできます。
転職エージェント登録する
転職エージェントに登録は無料です。常にあなたの市場価値を確認しておく必要があります。
足りないスキルは足していきながらどこの会社からも必要とされる人材になりましょう。
20代から準備して将来に備えよう
今回ご紹介したエリートから路上生活の方のようにはなるのは皆んな避けたいです。
しかし、事前に準備をしていないとあなたも一瞬で路上生活者になります。
今のうちから準備をしておきましょう。