他の会社もみてから決めたいときどうしたらいい?
こんな悩みを解決していきます。
あなたも新卒の就活の時に内定保留を経験したことがあると思います。しかし、転職での内定保留は新卒の時とは少し違います。
損をしない為にぜひ最後までお読みください
内定保留はしても大丈夫?
結論からいうと、内定保留はできます。
法律上問題があるわけではありませんし返答期限を延ばして欲しいことを人事部に伝えましょう
あなたが就活の時に内定保留した経験があればわかると思いますが
「内定承諾の回答期限を延ばしてください」
「はい!わかりました」
とはなりません。
内定保留についてこれから詳しくお話ししていきます。
内定保留はどれぐらいの期間できる
結論からいうと転職時の内定保留できる期間はめっちゃ短いです。
内定回答期限
一般的には内定書が届いてから3日前後です。
内定書と一緒に回答期限が記載されている用紙も同封されています。
回答期限延長
内定書が届いてから長くて1週間~2週間前後です。
通常内定を出す会社側が回答期限として設定するのが内定通知書を作成してから3日程度が多いです。
なぜこんなに回答期限が短いのかその理由は、内定を出した受験者にあまり考えさせたくないからです。
回答期限を1ヵ月など設定してしまうと他社を受けてそっちがよさそうだったら内定辞退されてしまう可能性があります。
僕の経験上、受験者に人気のない会社は内定回答期限が短い印象があります。
内定保留するメリット・デメリット
ここでは内定を保留することのメリット・デメリットを一度整理しておきます
メリット
- あなた自身が本当に行きたい会社なのかじっくりと考える時間がつくれる
- 親、知人、友人など第三者からの意見をもらえる時間が確保できる
- 他社も選考中の場合は比較してどっちの会社に行くか判断できる
あなた自身が本当に行きたい会社なのかじっくりと考える時間がつくれる
内定通知書が届いてからたったの3日ぐらいで返事をしないといけない場合、きちんとした判断はできないと思います。
「せっかく内定もらったし行った方がよさそう」
「内定辞退したらもったいない気もする」
意外に冷静に判断することは難しいです。特に受ける前は練習として受けた会社であってもやっぱり内定をもらうと気持ちが舞い上がります。
そうなると、内定もらった会社の良いところしか見えなる傾向になりますのでそんな状況で判断したら危険です。
親、知人、友人など第三者からの意見をもらえる時間が確保できる
内定を保留することで第三者に客観的に判断してもらう時間がつくれます。
最後はあなた自身が決めることではすが色んな意見を聞いてから最終判断することはオススメです。
受ける前はあなたなりに企業分析をしたり企業口コミなどを確認しながら受けたと思います。
それでも、やはりあなたのことをよく知る人からのアドバイスは役に立ちます。
例えば
「知り合いが働いていてめっちゃ大変だと聞いたことがある」
「業績があぶないっていう噂があるよ」
「ちょっと前にこんな仕事がしたい・生活がしたいって言ってたけどその会社に行ったらできないよ?」
あなたの気づかなかったことがビックリするぐらい指摘してもらえて目が覚めるときもありますよ。
他社も選考中の場合は比較してどっちの会社に行くか判断できる
転職活動も就活と同じで複数社を同時並行で進めていきます。
そうなると内定の出るタイミングがズレてくるので内定を保留することで他社の選考結果をみながら比較することができますね。
しかし、他社選考中の結果がかなり後にならないとわからない場合は現時点で内定を出してくれている会社は待ってくれません。
内定を受けるか辞退するか早めに選択することになるかもしれません。
デメリット
- 内定保留すると内定を出した会社への印象は悪くなる
- 内定保留の依頼をするときのやりとりにストレスがかかる
- 内定保留の連絡をしたら内定取り消しになる
内定保留すると内定を出した会社への印象は悪くなる
内定保留の連絡をすると会社側からしたら入社意欲が低い人材だと判断します。
結果的に内定保留した会社に転職しなければなんら問題ないのですがもし内定保留したあとに内定を承諾して入社したとします。
そうすると、内定保留した事実は人事部に出来事の一つとして残ります。
それが、配属になった部署の上司に報告されていたりする可能性もあります。
何かと後々に悪影響を与えてしまう可能性もあります(会社によってまったく関係ない場合ももちろんあります)
内定保留の依頼をするときのやりとりにストレスがかかる
「内定承諾の回答期限を延ばして欲しい」と伝えてすんなりわかりましたとはなりません。
「なぜ内定承諾ができないんですか?」
「面接の時はうちの会社だけを受けているとおっしゃっていませんでしたか?」
「わが社のどんなところに不満があるのですか?」
メールで伝えたとしても必ず電話がかかってきます。
会社側の担当者も簡単には引き下がらないようにマニュアルが作成されていて対応研修もしているのでかなり面倒なことになります。
内定保留を伝える時は上記の様なことぐらいは絶対言われると覚悟して伝えましょう。
内定保留の連絡をしたら内定取り消しになる
内定取り消しまでのケースはそんなに多くはありませんが絶対ないとは言い切れません。
まず電話対応してくれる人事部の担当者に内定取り消しにする権限はまずありません。
会社側のマニュアルによっては担当者の上司に電話をつながれて説得がはじまったりします(上司にかわりますと言われたら普通は気持ちが弱くなりますよね)
上司が説得にあたるまではまだいいのですが担当者が仮了承をした後日に上司の判断で内定取り消しの連絡がくる場合もあります。
会社側からしたら色んな理由をつけて内定取り消しを正当化しようとすることは簡単です。
内定保留を伝える時には会社側の対応を想定して最悪、内定取り消しになっても仕方ないという気持ちで伝えましょう。
内定保留を上手にお願いする方法
内定保留を伝えるメリット・デメリットをお話してきましたがどうしてももう少し考えたいときもありますよね。
その時の上手な伝え方をご紹介します。
- 回答期限を明確に示す
- 回答保留にする理由
回答期限を明確に示す
回答期限は必ず伝える必要があります。「だいたい1ヵ月程度」とかはよくありません。
明確に2週間・○○日までという感じで伝えましょう。
回答保留にする理由が1番重要です。
僕が今まで使ってきたなかで相手企業が納得してくれたのが「今働いている会社との退職交渉が長引いております」です。
「回答期限を延長していただきたくご連絡致しました。」
「回答期限を2週間待っていただけませんでしょうか」
「それはどうしてですか?」
「理由は所属部署の部長と話ができない状況です。直辱の上司には退職の意向を伝えております。
その部長と話をできる機会をなんとか○○日に取り付けました。ですので、○○日まで待っていただけないでしょうか」
「職業選択の自由は認められているから絶対に部長の許可が必要ではないので内定承諾だけ先にされたらいいんじゃないですか」
「おっしゃることも重々理解しております。
しかし、面接でもお伝えしたように私自身仕事に対してもきちんとした姿勢で臨みます。
御社もそこも評価していただいて内定をいただいたと理解しております。
ですので、私自身退職する覚悟はできてますのでお世話になった部長にもきちんと自分の口から伝えて納得してもらい内定回答をさせてください」
プラスアルファで言うなら「内定を2週間後に伸ばすことでどのような損害がありますでしょうか?もし損害があるのであれば内定を取り消していただいても構わないという覚悟です」
上記のような感じで伝えると相当な覚悟と意気込みを相手に与えることができます。
実際に内定回答の期限を3日などに設定しているのも囲い込むだけの理由です。
回答期限をある程度延長することは会社にとって大きな問題ではありません。
入社日は会社としてある程度決めてますのでその入社日までに入社手続きが間に合う日までを想定して保留期間を打診しましょう。
まとめ
今回は内定保留についてお話をしてきました。
結論としてはあなたにとって内定保留は有利になるように使っていくことが大事です。
しかし、就活の時のように一般的に内定保留を長期間対応してくれる企業はほぼありません。
相手企業からぜひあなたを欲しいと本気で思わせたら必ず内定の返事を待ってくれることも事実です。
ぜひ、これからのあなたの大事な人生の選択に繋がりますので大事に使っていきましょう。
