今回の記事を担当するのはこれまでに転職経験が5回以上ある自遊人パパです。
結論から言うと「退職は同僚に言わない方がいいですし上司が口止めをする指示を守りましょう」
僕はこれまでに5社以上の会社で働いた経験があります。
「俺、会社辞める」という一言を同僚に伝えてしまうとスムーズに辞めれる予定がうまくいかないことも経験してきました。
その経験を踏まえて理想の退職を同僚に伝えるやり方をご紹介していきます。
退職することをギリギリまで言わないほうがいい?

ぼくのこれまでの経験から言うと「退職する」ということを周りには簡単に言わない方がいいです。
なぜなら、大きなトラブルになることがあるからです。
退職することを早く言い過ぎない
僕は20代の頃に初めて転職をした時のことです。転職することが嬉し過ぎてすぐに当時働いている会社に退職を伝えてしまったんですね。
理由は退職を早めに伝えると今やっている仕事から解放される!?と思ったからです。
退職するタイミングが早かったことで下記のようなひどいめに・・・。
- 上司・同僚から冷たい態度を取られる期間が長くなってしまった
- 退職を諦めるように説得される機会が何回もあった
- 引き継ぎ期間が長くなり自由時間がなくなった
- 仕事量は別に減らなかった(休日出勤もあった)
上記のようなことになってしまい退職日まで地獄のような生活を送ることになったんです。
あなたももし転職先が決まっても早めに退職することを伝えるのは控えておいた方が無難です。あまりにも早く伝え過ぎてしまった場合は「退職日までもたないときの対処法」を参考にするといいですよ。
一般的には退職日の1ヶ月前が多いです。(各社の就業規則に記載されてます)
法律上だけでいくと退職日の14日前に伝えれば問題なしです。
場合によっては退職がまわりに伝わってから退職日までいじめやハラスメントが起こることがあります。
退職する理由(本音)は言わない
退職する時は「なぜ辞めるのか?」と聞かれます。
その時に退職理由は本音を言わないことがおすすめです。なぜなら、本音の退職理由を言ってもトラブルになることしかないからです。
- 給料が少ない
- 仕事内容がつまらない
- 仕事量が多い
- 休みがない
- ハラスメントがある
- 住みたい場所がある(地元に帰りたい・都会に行きたいなど)
大体上記のような理由がほとんどです。
理由としては個人の価値観はバラバラなので特に問題はないのですが特に20代が上記の理由を上司に伝えてしまうと下記のようになります。
- 「甘えた考えでこれから先絶対に成功しない」
- 「まだ未熟なくせに偉そうなこと言ってんじゃない」
- 「お前のためにどれだけ俺や同僚たちが面倒みてきたと思ってんだ」
いわゆる説教が始まるんです。
もちろんありがたいお話ではあるんですがあなたが前向きに転職先で頑張ろうと思っているときにはただの邪魔な話でしかありません。
退職理由をどう伝えていいか悩んでいる場合は退職理由は嘘でも問題なし?退職理由13選を検証してみたを参考に解決策を考えてみましょう。
退職することをなぜ口止めされる?理由は2つ

退職を上司に伝えると必ず「退職はまだ周りには言わないように!」と口止めされます。ほぼどこの会社でもです。
ぼくが経験した会社では、女性社員のおめでたい退職(結婚、妊娠)でも同様でした。当時はおめでたい話なら別に問題ないんじゃないかと思いましたが会社都合が色々あるんですね。
周りのモチベーション低下防ぎたい
1人でも退職をするとやはり周りの社員への動揺はあります。そのため、少しでも動揺を与えないような退職理由を会社側が考えます。
他の社員が芋づるになって辞められたり「俺も改めて考えたら今の仕事つまらないなぁ」みたいなことを恐れているからです。
実際に僕が20代のときに初めて辞めた会社では下記のような退職理由を決められました。
- 実家の家業を継ぐことになった
- 本人は続けたかったがやむなく退職
上記のような退職理由で進めたいと上司から伝えられました。当時は「辞めれるんであれば理由は何でもいい」と思ってたので気にはなりませんでしたが、、、。
しかし、営業先や取引き関係者にも全員上記の理由だったので
上記のように聞かれて大変でした。
海外では転職したり退職して学校で学び直したりが普通なのでわざわざ退職理由を会社側が考えるのは残念な気はしますね。
後任決めてから退職を伝えたい
1人でも退職をする場合、「その人の仕事は誰が引き受けるのか?」「後任がもしかして来ない?」「俺も辞めて他の会社に行きたい!」となります。
上記のようなことは何としても防ぎたい。
そのため、後任を決めたりトラブルないように準備した上で周りには伝えたいわけです。
残された人からすれば会社都合の対応を常に見ていますし、そこでの対応が悪いということになれば雪崩のように退職者が増えます。
実際に僕が初めての転職を決めたきっかけは他のエリアで働いている同期が退職したことでした。
上記のようなことを話されて僕もこの会社ヤバいんだと思ったのがきっかけです。
この時は同期が僕に辞める相談をしてきましたが基本的には同僚に会社を辞めたい相談は控えておいたほうが無難です。

退職を伝えてOKの許可が出たあとの伝え方

退職を周りに伝えるときは必ずきます。その時は、あなたの中で特に気にしないなら会社からの指示通り伝えましょう。
正直退職理由は真実でも嘘でも結果的にあまり関係ありません。
退職を伝える場面
- 毎月の会議の時
- 朝の朝礼
- 社員一斉メール
会社として公式の退職を同僚に伝える場がほとんど設けられます。
僕がこれまで退職を公式で伝えたときは毎月の会議の時・朝の朝礼の2パターンでしたね。急に出社して来なくなったなという同僚は退職メールがいきなり一斉メールで来たことがあります。
事情は分かりませんが何か急に退職することがあったんだなと。
【公式の場】退職理由は会社から指示された理由でOK
非公式の場(親しい同僚)で退職後に退職理由を伝える時には正直に伝えれば十分。
仮に会社都合からだいたいの指示しかなかった場合は
- あっさりとした理由
- 会社の悪口は言わない
上記2点を意識すれば問題なしです。あっさりととした理由としては下記の4つの理由を伝えればいいんじゃないかと思います。
僕は毎回退職する理由は下記のどれかを選んで伝えてます。まったくめんどくさいことになったことはないのでおすすめ。
- 昔から興味のある仕事をするので退職
「この度、◯月○日をもちまして退職することになりました。私は昔から〇〇の仕事をしたいと考えており休日に勉強をしておりました。勝手ながらその気持ちを実現したい気持ちが日に日に強くなり○月○日よりそちらに携わる仕事を致します。」
- 地元で仕事したいので退職します。
「この度、◯月○日をもちまして退職することになりました。私は〇〇県が地元であり地元に戻り〇〇の仕事をしたいと半年前ぐらいから考え始めるようになりました。勝手ながらその気持ちを実現したい気持ちが日に日に強くなり○月○日よりそちらに携わる仕事を致します。」
- 家業継ぎます
「この度、◯月○日をもちまして退職することになりました。私の実家が〇〇の仕事をしており両親から強い希望があり実家の家業を継ぐことになりました。」
【上司確認】同僚に退職を伝えるスケジュールは確認
退職を上司に伝えて承認がおりた後には次に同僚に退職を伝えるスケジュールについて上司と打ち合わせしましょう。
ほとんどの場合、上司が退職を伝える日程を決めてからあなたに伝えてきます。仮にあなたが早めに伝えたいと言っても受けれられないことは覚悟しておきましょう。
だいたいの場合、後任に引継ぎがありますので退職日までに余裕があれば1ヶ月前に伝える許可が出ることが多いでしょう。
後任への引き継ぎも楽ではありません。場合によっては上司へ引き継がないといけないこともあります。(辞める理由が上司だった場合は地獄です)
もし引き継ぎ書はきちんと作成するけど対面引き継ぎは避けたい場合は退職代行を使うと引き継ぎなし?引き継ぎを強要されたときの対処法3選を参考にしてみてください。
【体験談】ぼくがギリギリまで退職言わずに円満退職できた話/退職を言いふらしてトラブルになった話

ぼくはこれまで退職を5回以上経験しているので退職を伝えるタイミングも色々経験しています。
ギリギリまで退職を言わなかったこともあれば早々に退職をまわりに言いふらしたことも…
退職をギリギリまで言わずに円満退職した話
退職をギリギリまでまわりには言わずに上司の指示にそのまま従いました。
上司には退職予定日の1ヶ月半前には伝えていて上司からは「まだ誰にも言うな」と指示されたので職場の人たちはもちろんのこと他の部署に同僚にも一切伝えず何事もない日々を過ごしている感じでした。
それでおよそ退職予定日から1ヶ月を切ったあたりの会議で上司から発表されてぼくが退職することの挨拶をした流れです。
当然ながら上司は指示通りにぼくが従っているだけなので特に言われることはありませんでしたが職場の同僚たちからはその後に質問攻めにあったり
なんてことも言われて若干申し訳ない気持ちになったことを覚えています。
退職を早々にまわりに言いふらしてトラブルになった話
退職が上司との話し合いを含めて正式に決まったので「別に上司に気を使う必要もないし社外の人に言うのは問題かもしれないけど社内の人間に言うのぐらい大丈夫でしょ」と言う感情で親しい人から退職を早々にバラしたことがあります。
上記のような感情で勝手にやっていたら案の定、上司の耳に入り呼び出されることに…
と言うように延々と説教されました。
退職が決まってからわざわざ説教されるのも気分が良いわけではありませんのでおすすめできるやり方ではありませんね。
退職をギリギリまで言わないほうがいいことに関するよくある質問

Q1退職理由(嘘)でおすすめはありますか
退職理由は嘘をついてでも、しつこい引き止めにあわないようにすることをおすすめします。
- 体調不良
- 地元に帰る
- 友人・知人の仕事を手伝う
- 留学する
- 介護
上記のような理由を具体的に答えることで上司との面倒なやり取りも少なくなります。
Q2退職理由を聞かれたら上司に何て答えたらいいですか
退職理由はどうしようもない理由を答えるのがおすすめです!
- 家庭の事情で地元に帰る
- 留学するので辞める
- 親戚の会社の手伝いをする
上記のような理由でOKです。
特に退職理由は嘘でも構いませんのでしつこい引き止めに合わないような退職理由を伝えましょう。
Q3退職することをまわりに言わずに辞めることはできますか?
結論から言うと可能です。
その方法は2つあります。
- 退職届を作成し書留郵便で会社人事部に郵送する
- 退職代行を使って退職を伝えてもらいその後のやり取りも代行してもらう
上記2つのやり方だと退職することを上司にも同僚にも直接言わずして辞めれます。しかし、①の退職届を郵送は結局電話やメールで上司や人事部と直接やり取りすることになるので退職代行をお勧めします。
代行料金はかかりますが手間もトラブルもなくスムーズに退職できます。
Q4退職理由を言いたくないのですが同僚には何と答えたらいいですか
退職理由を同僚に言いたくないときは「地元に帰ることになったから」「別に気にしないで」など特別なことを言う必要はありません。
正直なことを同僚に言ってしまうと上司や周りの人たちに情報が漏れてあなた自身が嫌な気持ちになることがあります。
Q5そもそも退職を切り出せず悩んでいます。どうしたらいいですか?
退職を切り出すのはかなり勇気がいることです。
今の時代は転職をしながらキャリアアップを目指す時代です。特に20代は前向きな転職経験は1回はあった方がいいくらいです。
その為、退職することをあまり重く考えないようにしましょう。

退職はギリギリまで言わずにトラブルなく辞めて新しい道を歩みましょう

会社を退職するときはあなたも言いたいことが山ほどあると思います。「こんな会社で働いても意味ないから私辞めるんです!」そんな想いがあるのは理解できます。
しかし、正直嫌で辞めた会社とは一生関わらないですよね?辞めた会社はあなたの人生にとってただの通過点です。
そんなにあなたが一生懸命想いを伝えてすぐに改善するような会社はありません。
会社に残った後輩のためにと想うのであれば新しい会社に行って活躍して後輩を誘えばいいだけですよ。
まわりにあなたの退職を早く伝えても伝えなくてもあなたにとって1番いいことは上司許可出るまで絶対に言わないことで!
しばらくあなたが働かないなら給付金申請をしておくことをおすすめします。
下記の記事に詳しく書いてますのでぜひ読んでみて下さい。

