育休明け、職場に戻ることを考えると泣けてくる。
育休が終わりに近づいてきた。
職場に戻ることを考えると、なぜか涙が出てきた。
子どもが嫌なわけじゃない。仕事が嫌なわけでもない。
でも、泣けてくる。この感覚の正体が、自分でもわからなかった。

その感覚、おかしくないです。 むしろ、その涙は何かを教えてくれているサインかもしれない。 今日は、育休明けに涙が出てくる理由と、その感覚をどう受け取るかについて書きます。
「泣けてくる」には、ちゃんと理由がある
育休明けに泣けてくるとき、その感情の中には複数の気持ちが混ざっていることが多いです。 一つひとつ、分けて見ていきます。
① 子どもと離れることへの罪悪感
「こんな小さい子を預けていいのか」という気持ち。 論理的には大丈夫だとわかっていても、感情がついてこない。 頭と心がバラバラになっている状態で、これは多くの親が経験することです。
② 「戻れるのか」という不安
育休中に社会から切り離されていた時間の長さだけ、 「自分はまだ仕事ができるのか」という感覚が薄れていることがあります。 自信ではなく、感覚が戻っていないだけなのに、 「もう無理かもしれない」と思ってしまう。
③ 「このままの自分でよかったのか」という問い
育休という時間は、否応なく「自分はどう生きたいのか」を考えさせる時間です。 子どもと過ごす日々の中で、以前と違う自分の価値観に気づいてしまった人も多い。 戻ることへの抵抗は、今の仕事や環境への「違和感」を 正直に感じている証拠かもしれません。
「職場に戻ることが怖い」「でも転職する自信もない」
「子どもを預けながら頑張れる気がしない」
「そもそもこのまま働き続けることが正解なのかもわからない」
全部、同時に感じていても不思議じゃないです。 それだけ今、あなたが向き合っていることが多い、ということだと思います。
「泣けてくる」は弱さじゃない
育休明けに涙が出る人のほとんどは、 「弱いから泣いている」のではなく、 ちゃんと考えているから泣いているんです。
何も感じずにスムーズに戻れる人もいます。 でも、泣けてくる人は、その分だけ「今の自分にとって何が大事か」を 真剣に問い続けている人だと、わたしは思っています。
涙の正体を、少し言語化してみる
感情はそのままにしておくと、ぼんやりしたまま大きくなっていきます。 少しだけ、言葉にしてみることで、軽くなることがあります。

次の問いに、正直に答えてみてください。答えはどれか一つでなくていいです。
・子どもと離れることが一番しんどい?
・職場の人間関係に戻ることが怖い?
・時短や制度面での不安がある?
・そもそも今の会社・仕事が合っていないと感じている?
・「ちゃんとできるか」という自信がなくなっている?
どれが一番近かったですか? これを一つ選ぶだけで、「なんか嫌」が少しだけ輪郭を持ち始めます。 感情に名前をつけることが、次の一手を考える最初のステップです。
「復職か転職か」より先に考えること
育休明けの涙を感じているとき、多くの人が「復職か転職か」という二択に 追い詰められてしまいます。でも、その前に考えてほしいことがあります。
「今の感覚」は、ずっと続くわけじゃない
育休明けの数週間は、多くの人が「しんどい」と感じます。 子どものリズム・自分のリズム・職場のリズムがバラバラのまま走り始めるから。 でも、1〜2ヶ月で感覚が変わる人も多いです。 今の「泣けてくる」感覚が、復職後もずっと続くとは限りません。
「会社が嫌」と「状況が嫌」は別物
今感じているしんどさが「この会社・この仕事が嫌」なのか、 「今の状況(子どもが小さい・時短・体力的なしんどさ)が嫌」なのかを 分けることが重要です。 状況が変われば解決することを、会社のせいにして転職すると、 転職先でも同じ感覚になることがあるからです。
ただ、「なんとなく嫌」を放置して何年も過ごすのも、 それはそれで消耗します。
感情を無視せず、 でも感情だけで動かない。
その両方を意識してほしいです。
泣けてきた、その感覚を大切にしてほしい
職場に戻ることへの涙は、 「今の自分が何を感じているか」を 正直に教えてくれているサインです。
復職するにしても、
転職を考えるにしても、
まず「なぜ泣けてきたのか」を
少しだけ言語化してみること。
その一歩が、
この先の選択を自分のものにする出発点になります。
答えは急がなくていいです。
でも、
その感覚はちゃんと受け取ってあげてほしい。
- 育休明けに泣けてくるのは弱さではなく、自分の感覚と正直に向き合っている証拠
- 涙の中には「子どもと離れる罪悪感」「戻れるかの不安」「今の仕事への違和感」が混ざっている
- 「なんか嫌」を一つだけ掘り下げて言語化すると、感情が輪郭を持ち始める
- 「会社が嫌」と「状況が嫌」を分けることが、復職か転職かを判断する前の重要なステップ
- 今の感覚はずっと続くわけじゃない。感情を無視せず、でも感情だけで動かない
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