「事務職に転職したい」「事務職から転職したい」どちらの方にも読んでほしい記事です。事務職って一言で言っても、実際の仕事内容・給料・キャリアはかなり幅があります。

この記事では、事務職の実態を良い面も悪い面もフラットに整理します。

  • 事務職の種類と仕事内容
  • 事務職の給与・キャリアのリアル
  • 事務職が向いている人・向いていない人
  • 事務職から転職するなら何が使えるか
  • 事務職に転職するために必要なこと

① 事務職の種類と仕事内容

読者 ひより
事務職ってデータ入力とか書類整理とかですよね?なんとなくのイメージしかなくて。
あたる あたる
そのイメージは半分正解で半分違います。事務職はひとくくりに見えて、種類によって仕事内容がかなり違います。

「事務職」という言葉は広い括りで、実際には以下のような種類があります。

一般事務 オフィス全般のサポート

データ入力・書類作成・電話対応・来客対応・ファイリングなど。最も一般的な事務職で、業種を問わず存在します。

営業事務 営業のバックオフィス

受発注管理・見積書・請求書作成・営業担当のスケジュール管理・顧客データ管理など。営業と密に連携する仕事です。

経理事務 お金の管理・記録

入出金管理・仕訳・経費精算・月次決算サポートなど。簿記の知識があると有利で、専門性が高い事務職です。

人事・労務事務 採用・勤怠・給与管理

採用補助・勤怠管理・給与計算・社会保険手続きなど。法律知識が必要な場面も多く、専門的なキャリアに繋がりやすいです。

貿易事務 輸出入の手続き管理

インボイス・パッキングリストなどの書類作成・通関手続き補助・英語でのやり取りも発生します。英語力が活かせる専門職です。

医療事務 医療機関のフロント

受付・会計・レセプト(診療報酬請求書)作成が主な業務。医療機関特有の知識が必要で、資格取得者が多い職種です。

💡 ポイント:「事務職なら何でも同じ」ではありません。一般事務と経理事務ではスキルセットも給与水準もキャリアパスも違います。転職先を選ぶときは種類まで確認することが大切です。

② 事務職の給与・キャリアのリアル

事務職の給与と昇給・キャリアについて、正直に整理します。

給与水準

事務職の種類平均年収目安特徴
一般事務250〜320万円未経験可が多い。昇給幅は小さめ
営業事務280〜360万円会社・業界によって差が大きい
経理事務300〜450万円簿記資格で大きく変わる
人事・労務事務300〜420万円資格・経験で専門職へ昇格しやすい
貿易事務320〜450万円英語力・専門知識でプレミアムがつく
医療事務220〜300万円安定しているが給与は低め

キャリアの実態

事務職のキャリアパスは、正直に言うと専門性を積まないと昇給しにくい職種です。一般事務のまま年数を重ねても、給与がほとんど上がらないケースは珍しくありません。

  • 経理・人事・貿易などの専門事務に移行すると年収アップしやすい
  • 簿記2級・社労士・TOEIC高スコアなど資格が年収に直結しやすい職種
  • 会社規模が大きいほど分業が進み、業務範囲が狭くなりやすい
  • 中小企業の事務は幅広い業務を担うため、スキルの幅が広がりやすい
読者 ひより
事務職って給料低いイメージがあって。実際どうなんですか?
あたる あたる
一般事務のままだと確かに低い傾向があります。ただ経理や貿易、人事などの専門事務に移行すると話が変わります。事務職のキャリアは「どの専門性を持つか」で大きく分かれます。

③ 事務職が向いている人・向いていない人

向いている人

  • 細かい作業・確認作業が苦にならない
  • 正確さ・丁寧さを大切にできる
  • 縁の下の力持ち的な役割にやりがいを感じる
  • 変化より安定を重視する働き方が合っている
  • PCスキル(Excel・Word)を活かしたい

向いていない人

  • 成果が数字で見えないことにフラストレーションを感じる
  • 裁量が大きい仕事・自分で決断する場面が多い仕事がしたい
  • 給料を積極的に上げていきたい(専門性なしに)
  • ルーティンよりも変化のある環境が好き

「事務職に転職して2年。仕事は安定していて残業もほぼない。 でも毎日同じ作業の繰り返しで、成長している感じがしない。 悪くはないけど、このままでいいのかなという気持ちが出てきた。」

28歳・女性・一般事務(製造業)

「経理事務に転職して簿記2級を取った。給料が前職より8万上がって、 仕事の幅も広がった。資格を取る前と後では、職場での扱いが全然違う。 事務職は専門性を積めば評価される仕事だと思う。」

31歳・女性・経理事務(IT系)

④ 事務職から転職するなら、何が使えるか

事務職の経験は、転職市場でどう評価されるのか。正直に整理します。

1
Excelスキルは汎用性が高い

関数・ピボットテーブル・マクロなど、Excelを使いこなせる人材はどの業界でも需要があります。「事務として使っていた」だけでも、IT系・コンサル系への転職時にアピールになります。

2
調整力・コミュニケーション能力

営業事務・人事事務などで培った社内外の調整経験は、カスタマーサクセス・営業アシスタント・HR職への転職で評価されます。「縁の下で全体を動かす力」は言語化すると強みになります。

3
業界知識は転職先選びの武器になる

医療事務なら医療・福祉業界への転職で即戦力として評価されます。貿易事務なら物流・商社系。業界専門の事務経験は、同業界の別職種への転職でも有利に働きます。

4
「なんでもやる」経験は中小企業転職に強い

中小企業の事務は電話対応から経費精算・備品管理・採用補助まで幅広くやることが多いです。この「広く浅くこなす対応力」は、スタートアップや中小企業への転職で強みになります。

⚠️ 注意点:「事務職〇年」という年数だけでは差別化になりません。「何の事務を・どんな規模で・どんな成果を出したか」を具体的に言語化することが重要です。

⑤ 事務職に転職するために必要なこと

読者 ひより
今は営業をやっているんですが、事務職に転職したいと思っています。未経験でも入れますか?
あたる あたる
一般事務なら未経験歓迎の求人は多いです。ただ人気職種なので競争率は高い。差別化のポイントを意識して準備する必要があります。

未経験から事務職に転職するポイント

  • MOS(Microsoft Office Specialist)の取得でExcelスキルを証明する
  • 簿記3級〜2級を取得して経理事務の選択肢を広げる
  • これまでの仕事で「事務的な要素」を言語化する(書類作成・データ管理・調整業務など)
  • 「なぜ事務職なのか」を具体的に説明できるようにする(残業を減らしたいだけでは弱い)
  • 派遣・契約社員から入って正社員登用を狙うルートも有効

事務職の求人を探すときの注意点

  • 「一般事務」の求人は多いが、倍率が高いことを覚悟する
  • 業務内容が「その他事務全般」と書かれている求人は雑用が多い可能性がある
  • 残業時間・正社員か契約社員かを必ず確認する
  • 転職エージェントで非公開求人を探すと選択肢が広がる

⑥ まとめ

📌 この記事のまとめ
  • 事務職は一般・営業・経理・人事・貿易・医療など種類があり、仕事内容と給与は大きく異なる
  • 一般事務のままでは昇給しにくい。専門性を積む方向に動くと年収が変わりやすい
  • Excelスキル・調整力・業界知識は転職時に活かしやすい経験
  • 未経験から事務職への転職は可能だが競争率が高い。資格と経験の言語化で差別化する
  • 「事務職=楽」ではなく「ルーティンと正確さが合う人に向いている仕事」という認識が大切
あたる あたる
事務職への転職を考えているなら、まず「どの種類の事務か」を決めることが先決です。一般事務を目指すのか、専門性のある事務を目指すのかで、準備の内容が変わってきます。
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