人事の仕事を紹介!

「人事に転職したい」「今の事務・営業経験を活かして人事に移りたい」という声をよく聞きます。人事職は人気が高い分、実態を知らずに転職して「思っていたのと違う」となるケースも多い職種です。
この記事では、人事・HR職の実態を良い面も悪い面もフラットに整理します。
- 人事職の種類と仕事内容
- 人事職の給与・キャリアのリアル
- 人事職が向いている人・向いていない人
- 未経験から人事に転職するための現実的なルート
- 人事職への転職で確認すべきこと
① 人事職の種類と仕事内容
ひより
あたる「人事」と一言で言っても、業務は大きく4つの領域に分かれています。
求人票作成・媒体運用・書類選考・面接設定・内定連絡まで。エージェントや大学との連絡も含まれます。人事職の中で最も求人が多い領域です。
勤怠管理・給与計算・社会保険手続き・就業規則の管理・入退社手続きなど。法律知識が必要で、社労士資格が活きる領域です。
新入社員研修・管理職研修・e-learningの整備・研修ベンダーの管理など。教育や人材育成に関心がある人に向いています。
評価制度・等級制度の設計、組織課題の分析、経営層へのHR提案など。人事の中でも上位職・経験者向きの業務です。
② 人事職の給与・キャリアのリアル
給与水準
| 人事の領域 | 平均年収目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| 採用担当(未経験〜3年) | 300〜420万円 | 未経験可が多い。エントリーポジションが豊富 |
| 採用担当(リーダー〜マネージャー) | 450〜650万円 | 採用戦略の立案・管理職で一気に上がる |
| 労務担当 | 320〜500万円 | 社労士資格で年収アップしやすい |
| 人材開発・研修 | 350〜550万円 | 経験とプログラム設計力で評価が変わる |
| HRBP・人事企画 | 550〜900万円 | 経験者向き。戦略人事として高評価 |
キャリアの実態
人事職のキャリアは「専門性を積む方向」と「マネジメントに上がる方向」に分かれます。採用担当として入り、採用マネージャー→HRBPと上がるルートが一般的です。
- 採用担当は未経験からでも入りやすいが、昇給には実績と専門性が必要
- 社労士・キャリアコンサルタント資格が昇給・転職時に有利に働く
- IT・スタートアップ系の人事は戦略人事・HRテック知識で市場価値が上がりやすい
- 大企業の人事は安定しているが、特定の業務しか経験できないリスクがある
「営業から人事に転職して3年。採用担当として入って、今は採用全般を任されています。 人と話すのが好きだった自分には向いていました。 ただ、内定辞退が続いたときのプレッシャーは営業のノルマとはまた別のしんどさがある。 採用数という数字を追いかける部分では、営業と変わらないなと感じることもあります。」
30歳・女性・採用担当(IT系ベンチャー)③ 人事職が向いている人・向いていない人
向いている人
- 人の話を聞くことが好きで、相手の状況を引き出すのが得意
- 会社全体を俯瞰して「組織として何が必要か」を考えるのが好き
- 守秘義務・機密情報を扱うことへの責任感がある
- 数字(採用目標・定着率など)と感覚(候補者の雰囲気・社員の様子)を両立して動ける
- 制度・ルールを整えることにやりがいを感じる
向いていない人
- 成果が目に見えにくいことに不満を感じやすい
- 感情的な対応が多い場面(退職交渉・ハラスメント対応など)が苦手
- 社員全員から見られる立場へのプレッシャーに弱い
- 個人の裁量で動きたい・自由度の高い仕事がしたい
ひより
あたる④ 未経験から人事に転職するための現実的なルート
人事職は人気が高い分、未経験からの転職は倍率が高いです。ただ、ルートを選べば可能性はあります。
採用担当の補助業務(面接調整・求人票作成補助・エージェント対応など)なら未経験でも入りやすいです。ここから実績を積んで採用担当にステップアップするルートが現実的です。
大企業の人事は経験者採用が多いですが、スタートアップでは「未経験でもやる気がある人」を採用するケースがあります。仕事の幅も広いため、短期間で経験を積みやすい環境です。
転職エージェントや求人媒体の営業・キャリアアドバイザーとして働いた後、事業会社の採用担当に転職するルートがあります。採用の現場を外側から見た経験は、採用担当として評価されやすいです。
今の会社に人事部門があれば、社内異動が最も現実的な入口になるケースもあります。上司や人事に「人事の仕事に興味がある」と伝えておくことで、機会が巡ってくることがあります。
⑤ 人事職への転職で確認すべきこと
面接・応募前に必ず確認すること
- 人事部門の人数と分業体制:1人で全部やるのか、採用専任なのかで仕事量が全然違う
- 採用目標の人数と達成率:採用数をKPIにしている場合、未達時のプレッシャーがある
- 経営層の人事への関与度:人事の裁量が大きい会社かどうかで働きがいが変わる
- HRテックツールの導入状況:ATS(採用管理システム)・労務システムが整備されているかで業務効率が変わる
- 人事が「コスト部門」か「戦略部門」か:経営に近い人事かどうかでキャリアの広がりが変わる
⑥ まとめ
- 人事職は採用・労務・研修・制度設計と領域が広く、会社規模で担当範囲が大きく変わる
- 未経験から入りやすいのは採用アシスタント・スタートアップ・人材業界経由のルート
- 「人が好き」だけでなく「会社の課題を解決する視点」が人事転職の志望動機に必要
- 社労士・キャリアコンサルタント資格が昇給・転職市場での評価アップに直結しやすい
- 人事が「コスト部門」か「戦略部門」かで、キャリアの広がりが大きく変わる
あたる







