広報・マーケティングの仕事内容は?

「広報やマーケティングに転職したい」という声は多いですが、華やかなイメージと実態のギャップが大きい職種でもあります。転職して「思っていたのと違った」となる前に、リアルな仕事内容を知っておきましょう。
この記事では、広報・マーケティング職の実態を良い面も悪い面もフラットに整理します。
- 広報・マーケティング職の種類と仕事内容
- 給与・キャリアのリアル
- 向いている人・向いていない人
- 未経験から転職するための現実的なルート
- 転職で確認すべきこと
① 広報・マーケティングの種類と仕事内容
ひより
あたる広報・マーケティングは領域が広く、職種名だけでは実態が見えにくいです。主な種類を整理します。
プレスリリース作成・メディア対応・取材対応・SNS公式アカウント運用など。会社や商品のイメージを社外に伝えることが主な役割です。
SEO・Web広告(リスティング・SNS広告)・メールマガジン・LPO・アクセス解析など。数字を見ながら施策を改善するPDCAが中心です。
オウンドメディアの記事制作・SNSコンテンツ企画・動画制作ディレクションなど。ライティングや企画力が求められます。
ブランドコンセプトの設計・広告クリエイティブの管理・顧客調査など。戦略的な思考と感性が両方必要な仕事です。
展示会・セミナー・キャンペーンの企画・運営。社内外の関係者との調整が多く、コミュニケーション力が重要です。
アンケート設計・競合分析・顧客インタビュー・データ集計レポート作成など。データを読む力と仮説思考が求められます。
② 給与・キャリアのリアル
給与水準
| 職種 | 平均年収目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| 広報・PR(未経験〜3年) | 300〜420万円 | 未経験可あり。大企業は競争率が高い |
| デジタルマーケティング | 350〜600万円 | 数字の実績が出やすく昇給しやすい |
| コンテンツマーケティング | 320〜500万円 | 成果が見えにくく評価にばらつきがある |
| マーケティングマネージャー | 550〜900万円 | 戦略立案・チーム管理で一気に上がる |
| 事業会社インハウスマーケター | 400〜700万円 | IT・EC系は高め。BtoB製造業は低め傾向 |
キャリアの実態
マーケティング職は「数字で成果を出せる人」と「そうでない人」で年収差が開きやすい職種です。クリエイティブな印象がありますが、実態はデータ分析・仮説検証・PDCAの繰り返しが大半を占めます。
- Google Analytics・広告運用・SEOなどのデジタルスキルが年収を左右する
- 成果を数字で語れる人は転職市場での評価が高い
- 広告代理店経験者は事業会社への転職で評価されやすい
- フリーランス・副業と相性が良く、複数の収入源を作りやすい職種
「事務職からマーケティングに転職して2年。 ブログやSNSを個人でやっていた経験をアピールして未経験採用してもらえた。 実際の仕事はひたすら数字を見てPDCAを回す地味な繰り返し。 華やかなイメージとはかけ離れているけど、成果が数字で出たときは達成感がある。」
27歳・女性・デジタルマーケティング(EC系)「広報に転職したかったけど、未経験では全然受からなかった。 結局PRエージェンシーに入って経験を積んで、2年後に事業会社の広報に転職できた。 遠回りに見えたけど、代理店での経験が今すごく活きている。」
30歳・女性・広報担当(スタートアップ)③ 向いている人・向いていない人
向いている人
- 数字を見ながら仮説を立てて改善することが好き
- 文章を書くこと・情報を整理して伝えることが苦にならない
- トレンドや消費者心理に関心がある
- 成果が出るまで試行錯誤を続けられる
- 社内外の複数の関係者と連携しながら動ける
向いていない人
- 短期間で成果を出すことへのプレッシャーに弱い
- データよりも感覚・直感で動きたい
- ルーティン作業が中心の方が安心できる
- 「クリエイティブな仕事」という期待値が高すぎる
ひより
あたる④ 未経験から転職するための現実的なルート
広報・マーケティングは人気職種のため、未経験からの直接転職は難しい場合があります。ただルートを選べば可能性は十分あります。
「趣味でブログを運営してSEOで月〇万PV集めた」「X(旧Twitter)のフォロワーを〇人増やした」という実績は、未経験採用で大きな差別化になります。採用担当者が最も重視するのは「マーケティングを実際にやったことがあるかどうか」です。
Google アナリティクス認定資格・Google 広告認定資格・SEO検定などは、知識の証明になります。ただし資格だけでは差別化にならないので、実績と合わせて提示することが重要です。
事業会社の広報・マーケティング職は経験者採用が多いです。まずPR会社・広告代理店・Webマーケティング会社で経験を積んでから、事業会社にステップアップするルートが現実的です。
マーケティング組織が立ち上がったばかりのスタートアップでは、未経験でも「やる気と学習速度」で採用されるケースがあります。業務の幅が広く大変ですが、短期間で経験値が積みやすい環境です。
⑤ 転職で確認すべきこと
面接・応募前に必ず確認すること
- インハウスか代理店か:事業会社(インハウス)と代理店では仕事の性質がまるで違う。インハウスは自社製品に深く関われる分、スピードが遅い傾向がある
- マーケティング予算の規模:予算が少ない会社は「やりたいことができない」フラストレーションが溜まりやすい
- KPI・評価指標が何か:売上・リード数・PV数など何で評価されるかを確認する。曖昧な評価基準の会社は注意
- ツール環境:GA4・MAツール・広告管理ツールなどが整備されているかどうかで業務効率が変わる
- 1人マーケターか組織かどうか:1人で全部やる場合、スキルは幅広く身につくが孤独になりやすい
⑥ まとめ
- 広報とマーケティングは目的が違う。広報はイメージ作り、マーケティングは集客・売上への貢献
- 実態はクリエイティブより数字とPDCAの繰り返しが大半。華やかなイメージとのギャップに注意
- 未経験からの転職には個人での実績作り・代理店経由・スタートアップ活用が現実的なルート
- デジタルスキル(広告・SEO・解析)が身についていると転職市場での評価が高まる
- 1人マーケターか組織かで働き方が大きく違う。規模と体制を必ず確認する
あたる







