TypeE管理職の打診、なりたくないけど断れない。その「どうすればいいか」に正直に答えます。
その「どうすればいいか」に正直に答えます。
管理職の話が来た。でも正直、なりたくない。
人のマネジメントより、自分の仕事をやっていたい。
でも断ったら、この会社でのキャリアが終わる気がする。
この板挟み、すごく消耗しますよね。
僕も同じ場面がありました。「断る」「受ける」だけが選択肢じゃないと気づいたのは、かなり後になってからでしたが。
まず「なりたくない理由」を分解する
「管理職になりたくない」という気持ちの中身は、人によって全然違います。大きく3つのパターンに分けられます。
人を動かす・評価する・部下の問題を引き受けるといった業務への不安。「自分には向いていない」という感覚が強い。
自分の手で仕事をすることにやりがいを感じていて、管理職になると現場から離れることへの抵抗感がある。
管理職そのものへの抵抗より「この会社で管理職になることへの違和感」が根本にある。会社や仕事内容への不満が混ざっている状態。
仕事の責任が重くなる・残業が増える・プライベートの時間が削られることへの現実的な不安。ライフスタイルの優先度が高い人に出やすい。
パターンによって、正解が変わります。パターン①②なら「受けるかどうか」の判断。パターン③なら転職も視野に入る。パターン④なら条件交渉の余地があります。
「受ける」「断る」「交渉する」3つの選択肢
管理職の打診に対して取れる選択肢は、「受ける」か「断る」の二択ではありません。
選択肢①:条件をつけて受ける
管理職を打診された場合、条件交渉の余地があることを知らない人が多いです。「受けるなら、こういう条件でお願いしたい」という交渉ができます。
・「マネジメントと並行して、プレイヤーとしての業務も維持したい」
・「残業の上限について事前に確認させてほしい」
・「半年間は試験的に、という形でお願いできないか」
・「チームの規模・メンバー構成について相談させてほしい」
「受けます」か「断ります」の二択で返答しようとするから苦しくなる。「条件次第で受けられる可能性がある」という立場で交渉すると、選択肢が広がります。
選択肢②:時間をもらって保留にする
打診された場その場で答えを出す必要はありません。「少し考える時間をいただけますか」と言えば、1〜2週間の猶予をもらえることがほとんどです。この時間を使って、自分の選択軸を整理します。
① なりたくない理由はどのパターンか
② 受けた場合の1年後の自分はどうなっているか
③ 断った場合、この会社でのキャリアはどうなるか
④ 転職という選択肢と比較してどうか
選択肢③:断って転職の準備を始める
管理職の打診が来た = 今の自分の市場価値が高まっているタイミングでもあります。「この会社での管理職は嫌だ」という気持ちが強いなら、転職のタイミングとして捉えることもできます。
実際、管理職打診のタイミングで転職を決意する人は少なくないです。「このまま残るか、別の場所でキャリアを築くか」を改めて考える機会として使えます。
今の会社にいること自体が限界なら、 転職だけではなく「退職する」という選択肢もあります。
辞めたいのに言い出せない。
引き止められて辞められない。
そんな状態なら、一度こちらの記事も読んでみてください。
▶ 退職代行を実際に使った感想はこちら断り方のテンプレート
断ると決めた場合、言い方が大切です。「やりたくないから断る」と「自分のキャリア軸として断る」では、受け取られ方が全然違います。
ポイントは「なぜ断るか」より「どう貢献するか」を前面に出すことです。断る理由を説明しすぎると言い訳に聞こえます。「自分の強みはこっちにある」という軸で断ると、キャリアへの影響が最小化されます。
僕が管理職を断った経験
2回目の転職先で、2年目に「チームリーダーをやってみないか」という話が来ました。当時の僕の答えは「もう少し自分の数字を積み上げてから」という保留でした。
結果的にその会社は3回目の転職で離れることになったので、受けなくてよかったと思っています。あのとき管理職を受けていたら、転職の決断がもっと遅れていたはずです。
管理職の打診は「キャリアの岐路」でもある。受けるか断るかより、「今の自分は何を優先したいか」を改めて問い直す機会として使うのが一番意味があると思っています。
管理職打診をきっかけに転職を考えるなら
「この会社での管理職はやりたくない」という気持ちが強い場合、それはキャリアを見直すサインかもしれません。管理職打診のタイミングは、転職市場での評価が高い状態でもあります。動くなら今が一つのタイミングです。
・管理職ではなくプレイヤーとして活躍できる環境が他にあるか
・今の自分のスキル・実績で、どんな求人に応募できるか
・転職することで、年収・働き方・仕事の裁量はどう変わるか



