待遇や将来性を知りたい
僕もコントラクトMR経験があります。しかも、コントラクト会社を3社経験している強者です笑
なかなか、コントラクト会社を3社も経験している人も少ないと思うので今日の話はすごくリアルですよ!
コントラクトMRに興味がある人
未経験からMRへ転職を考えている人
コントラクトMRに対する不安がある人
この記事を読み終えるとコントラクトMRに対する考え方がはっきりとしますよ。
コントラクトMRとは

結論からいうと、派遣型のMRです。製薬会社に派遣されて社員MRとほぼ同じ仕事をします。
先発品製薬会社MR | この世にない新しい医薬品を開発して販売する会社
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後発品製薬会社MR | 先発品製薬会社が開発した医薬品の特許が切れた後に安価で製造販売する会社
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コントラクトMR | 先発品製薬会社、後発品製薬会社にMRを派遣する人材派遣会社 ここ10年ぐらいでコントラクトMR数は増加してます。 |
派遣型なので1年、2年などある程度最初から期限が決められた上で仕事をします。
昔は、新薬を出すから短期的に人増やしたいという内容の派遣型多かったです。
しかし、今は下記のような目的の派遣が増えてます。
・専門知識に特化した人材を派遣
・一部エリアを派遣型MR数人に任せる派遣
・オンライン専門MRを派遣
昔は新薬を発売する前やリストラをした製薬会社に人的強化のための派遣が多かったです。しかし、現在はコントラクト会社も製薬会社の社員MRをも上回る存在価値を見出し始めてます。
コントラクトMRに向いている人・向いてない人
コントラクトMRに向いている人
・短期的に集中して仕事がしたい
・色んな会社で仕事したい
・エリアをある程度しぼりたい
MRとして短期的に集中して仕事がしたい
コントラクトMRは2年1派遣(プロジェクト)が多いです。2年満了が近づいてきてから延長などもありますが希望しなければそこで終わります。
だらだら働くと飽きてしまってよくないと思っている人や嫌いな上司とでも2年なら我慢できるという考え方なら向いています。(僕は正にこの点が一番いいと思ってます)
MRとして色んな会社で仕事したい
2年スパンでどんどん会社を替えて仕事ができます。製薬会社や医療機器会社だけになりますが堂々と色んな会社で経験を積むことができます。
僕も転職5回してますのでよくわかりますが若い20代の頃に色んな会社で仕事をしたことで会社や目の前の仕事を俯瞰的に見ることができます。
大体のことは冷静に対応できるようになるというメリットがあります。
MRとして働くエリアをある程度絞りたい
コントラクトMRはプロジェクトが終わる度にMRの意見を取り入れて次のプロジェクトを決めてくれます。
○○県だけと絞りすぎるのは難しいですがある程度の幅を持たせれば大体叶います。
普通の会社の正社員であれば東北・九州など関係なしに転勤させられることが普通ですよね。その点で行けばある程度エリアが決めれるのはありがたいと思います。
コントラクトMRに向いてない人
・変化をあまり求めたくない
・1つの会社で出世したい
・まわりに合わせるのが極端に嫌いな人
MRとして変化をあまり求めたくない
プロジェクトは2年に1回替わります。その期間を長いと思うか短いと思うかで違いますがプロジェクトがかわれば一緒に働く上司・同僚も違うので大変な部分も間違いなくあります。
変化をこのまず長く同じ環境で働きたい人には向いてません。
MRとして1つの会社で出世したい
コントラクトMRは派遣型の働き方なので一般的な会社に比べて特殊です。その為、色んな会社に派遣されて成果を出し続けて評価を高くしてコントラクト会社の中で出世するしかありません。
ぶっちゃけ、派遣された会社によって社風も違えば環境も180度違うこともザラにあるので一般的な会社で出世していくよりかは少々難しくなると思います。
コントラクトMRから派遣会社で出世するとは、
コントラクトMR→エリアマネージャー→プロジェクトマネージャー→コントラクト事業部長
だいたい上記のような出世コースになると思います。
MRとしてまわりに合わせるのが極端に嫌いな人
コントラクトMRは派遣型という特殊な働き方なので派遣された製薬会社の人達もお客様になります。
その為、派遣された会社➕医療機関のダブルでお客さんを相手にしないといけません。派遣された製薬会社の上司・同僚にうまく合わせながら成果を上ていかないとならないんです。
たまにいますが成果だけ上げればいいんで派遣先の上司や同僚には合わせません!という人がいます。
そういう人は、高い確率でプロジェクトが途中で終了したり心を病んでしまいます。
コントラクトMRの仕事内容
今回は一般的に派遣されたコントラクトMRの仕事内容をご紹介します。基本MR活動は社員MRと同じことをします。
朝から卸にも行きますし営業所会議、研修にも参加します。
コントラクトMRは製薬会社からみたら派遣されてる人ですが派遣会社の正社員であることがほとんどです。
そのため、派遣会社の仕事があります。
・月報
・会議参加
・社内試験、研修
今は、オンラインが増えてますが土日を使って会議、研修している派遣会社もあります。
コントラクトMRは製薬会社の仕事+派遣会社の仕事をすることになります。
※派遣会社の考え方によって仕事量や会議量も違うのであなたの考えにあった派遣会社を選びましょう。

コントラクトMRの将来性

結論からいうと、将来性はあります。製薬業界は全般的に体力を失ってきてます。
新薬開発が進まない・薬価改定・後発品促進などなど一部の優良企業以外はトリプルパンチをくらってます。
そうなると、企業体力を維持するためには社員MR減らしをします。
社員MRを減らしてそのままだと一時的には体力確保できますがライバル会社と戦える力はなくなります。
そこで、コントラクトMRをバランスよく使いながら会社経営をしてます。僕の肌感覚でいうと社員MR(特にベテラン)よりコントラクトMRの方がよく働きます。
僕も両方経験しましたが、コントラクトMRの時がよく働き成果が出ました。
そうなってくると、製薬会社経営者からするとコントラクトMRの比率を上げていく方向性はかわりません。
コントラクトMRの待遇について
待遇面に関しては年々よくなっていると感じます。派遣型と聞くと給料やすく福利厚生もなさそうと思うかもですが製薬業界は違います。
年収も製薬会社正社員MRと遜色ないです。中小製薬会社正社員MRと比べたらコントラクトMRの方が給料いいことはよくあります。
住宅補助・日当・残業代もしっかりとあります。派遣型企業によってバラバラなので入社する前に情報収集は大事です。
まとめ
今回は、コントラクトMRについてお話をしてきました。
コントラクトMRとは
コントラクトMRに向いている人/向いていない人
コントラクトMRの仕事内容
コントラクトMRの将来性
コントラクトMRの待遇
コントラクトMRを実際長い間してきましたが良い面・悪い面両方をしっかりと経験してきました。
そこから思うことは、これからの時代はコントラクトMRのような働き方を身につけておくことが重宝されると思います。
その理由は、終身雇用・年功序列は明らかに消失したからです。
思考として個人事業主という気持ちで仕事をしていける人材が求められ始めてます。個人事業主と思えば成果を上なければ収入はなくなりますし収入源も一つにこだわる必要もないと思えてきます。
あなたのような20代であればコントラクトMRを目指すのがおすすめです。(どんな働き方をしても安定は自分で造っていくものです)
