今回は上記のような悩みを解決します。
今回の記事を担当するのは転職CAFEメンバーのアタルです。

僕は会社で人事、労務の経験があります。
確定拠出年金(厚生労働省)についても学んできているので今回は確定拠出年金がよくわからない20代に向けて情報発信していきます。

退職後の企業型確定拠出年金は解約できる?
結論からいうと、ほぼ解約はできないと思いましょう。
なぜなら、解約するには厳しい条件があるからですね。
条件
・退職してから6ヶ月未満
・個人管理資産額が15,000円以下
・企業型年金加入者、企業型運用指図者、個人型年金加入者、個人型年金運用指図者でない
上記の条件に該当する場合のみ途中脱退(解約)ができます。
加入者、、、
指図者、、、
あなたもお気づきだと思いますが個人管理資産額が15,000円以下の条件がほぼ該当しません。
毎月積立てることになるので15,000円以下は普通ありえないからですね。
(入社3ヶ月〜6ヶ月ぐらいで退職したら条件該当します)
しかも、退職してから企業型確定拠出年金を放置すると3年未満勤続年数の場合かけてきたお金を事業主(辞めた会社)に返還するように求められます。
確定拠出年金は放置せず必ず手続きしよう
確定拠出年金の手続きがめんどくさいので放置したくなります。
放置はおすすめできません。
なぜなら、国民年金連合会に自動的に移管されるからです。
移管されると、
・移管の際に4,269円の手数料かかる
・維持費みたいな意味合いで毎年612円手数料とられる
・通算加入者期間カウントされない(通算加入期間が10年以上ないと将来支給されない)
放置するだけで上記のようなデメリットがあるんです。
注意!
退職日によって6ヶ月以内の期日に変動がある。
4月30日退職 →11月末
4月29日退職 →10月末
約1ヶ月程度期限に差が出ますので注意必要です。退職日の翌日に資格喪失になるので期限スタートが翌月に入り込むかどうかの違いです。
退職後の確定拠出年金の対応方法
退職後の確定拠出年金への対応は2通りあります。
- 個人型に移す
- 転職先の企業型確定拠出年金に移す
個人型 ideco
転職先が決まっていなかったり転職先が企業型確定拠出年金を取り入れてていない場合です。
個人で銀行に確定拠出年金口座を作って移管させます。
口座の手数料はかかりますが銀行によって違うので確認しましょう。
転職先の企業型確定拠出年金に移す
転職先が企業型確定拠出年金を導入していれば移すことができます。
企業型確定拠出年金を導入している企業は大企業(東証1部上場企業)がほとんど。
確定拠出年金は企業が手数料負担してくれるので大企業でないと難しいのです。
わたしが経験した会社は企業型確定拠出年金加入は任意でしたが必ず加入しないといけない場合もあります。
任意の場合はどちらがいいということはないのであなたの考え方次第です。
また転職を考えていれば個人型の方が便利ですし手数料分得したいなら企業型に加入がいいでしょう。
退職したら確定拠出年金の手続きはしておこう
退職するとお金に関する手続きをすることが増えます。
お金に関する手続きはずっと会社員をしていればまったくする必要はないのでよくわからない。
加えてお金の手続きは面倒な書類を書いたりと苦手意識もありますよね。
しかし、1度理解すればそんなに難しいことはないので退職前に少しずつ知識をつけていきましょう。



