今回は上記の悩みを解決します。
ぼくは、退職経験がありそのときに「退職願いと退職届の違いは何?」というところからスタートしました。
結論からいうと、退職届だけ提出すればOK。
そこで今回は、退職するときに作成する退職願いと退職届の作成方法から提出方法までを完全解説します。
本記事の内容をそのまま参考にして提出しましょう。
CHECK!
「スムーズに退職したい!」という方は、ぜひ「100%スムーズに退職できる方法」も合わせてご覧ください。
実際に、退職失敗常連から3社以上スムーズに退職できるようになったやり方を解説しています。
退職願と退職届の違いは何?
ざっくりとした違いは、下記です。
退職願 | 退職意思を伝えるときに使う文書 |
---|---|
退職届 | 退職日が決まってから正式に提出する文書 |
上記の2つの違いから、両方作成してもOKですがどちらか1つだけ作成するなら「退職届」
- 任意で提出
- 上司にのみ提出
- 上司が拒否可
- 強制的に提出(法律上、口頭でOK)
- 人事部に提出(直属上司経由もあり)
- 上司、会社からの拒否不可
退職届は、最終的に会社側へ「○月○日に退職する」という証明になります。
あまりにも上司が退職を認めてくれないケースでは、退職届を人事部へ郵送してこちらから強引に辞めることも。
退職願と退職届の作成で必要なもの【便箋・封筒・ペン】
退職願、退職届ともに準備するものは一緒。
便箋
文房具屋に売ってある普通の便箋を用意します。
- 履歴書のように決まった物なない
- 色は白で縦ラインの便箋
を選んでください。
便箋の中にはオシャレな柄が入っているようなものもありますが、無地が無難です。
Wordでテンプレをダウンロードして活用するのもありです。
封筒
封筒も作成した退職願、退職届を3つ折りにして入るぐらいの大きさの封筒にしましょう。
A4サイズの大きな封筒に退職願、退職届をそのまま提出するのはマナーとしてよくありません。
色は白い封筒が無難です。
封筒にノリ付けをして封をするかしないかは、提出する状況によって違います。
- 上司に手渡しする→封をしない
- 人事部に郵送→封をする
上司に手渡しする場合は、上司がその場で退職日などの間違いがないか確認してから、人事部に郵送するので封はせずに渡しましょう。
ペン
退職願、退職届の作成には、
- 油性ペン
- 筆ペン
で書くのが一般的です。
水性ペンで書くと字が滲んでしまうリスクもあるのでNG。
ボールペンで書いても受理されないことはありませんが、おすすめは油性ペンか筆ペンです。
退職願の書き方 【タテ型】
①まず右端の中央に退職願と記載
一般的な便箋を使っているのでこの文書は「退職願」ですよ!と明示します。
退職願の文字の大きさを大きくする必要はありません。
文字の大きさを大きくしたいなら気持ち大きくしても問題なし。
②私事、私儀と記載する
詳しい意味を理解する必要はありませんが、日本古来からの決まりごととして定型文に入っています。
書き忘れたとしても「やり直し」とは言われませんので心配はいりません。
③退職理由は「一身上の都合」
退職理由はどんな理由であろうとも「一身上の都合」と書きます。
退職届は個人の思いなどは一切記さずに退職をお願いする文書を作っているだけと考えましょう。
④退職希望日を記載
あなたが希望する退職日を記載します。
間違えないで欲しいポイントとしては最終出社日ではなく希望する退職日です。
⑤退職願を提出する日
作成した退職願を提出する日にちを記載します。
西暦ではなく和暦で記載するようにしましょう。
⑥自分の氏名を記載し押し印
退職願を作成し実際に退職するあなたの氏名を記載します。
氏名の下に捺印しましょう。
このときのハンコは、シャチハタではなく普通のハンコを使います。
実印ではなく認印で構いません。
⑦会社名と社長の氏名を記載
最後に退職願を提出する相手である社長の氏名を記載します。(直属上司の氏名ではありません)
社員が雇用関係を結んでいるのは、社長だからですね。
社長の氏名の最後は
- 「様」
- 「殿」
とつけましょう。
退職届の書き方 【タテ型】
ぼくがこれまでに退職届を作成して問題なく受理されているやり方なので、そのまま引用しても大丈夫です。
①退職日を記載
正式に決まった退職日を記載します。
こちらも間違えないで欲しいのは最終出社日ではなく退職日です。
有給休暇を消化する場合や月末退職の場合が土日であっても退職日を記載します。
そうしないと土日が無職の日になってしまいます。税金の支払いを余計に請求されることがあるので注意。
②退職届を提出する日
作成した退職届を提出する日にちを記載します。
西暦ではなく和暦で記載するようにしましょう。
③所属を記載
自分の所属部署を記載します。
④自分の氏名を記載
退職届を作成し実際に退職するあなたの氏名を記載します。
⑤会社名と社長の氏名を記載
最後に退職届を提出する相手である社長の氏名を記載します。(直属上司の氏名ではありません)
社員が雇用関係を結んでいるのは社長ですね。
社長の氏名の最後は
- 「様」
- 「殿」
とつけましょう。
細かい注意点としては、社長の氏名の位置は自分の氏名の位置よりも気持ち上に記載するのが一般的マナーになってます。
⑥印をする
認印をします。
シャチハタはNGです。
退職届の封筒の書き方
封筒の書き方はかなりシンプルなので簡単に作成できます。
封筒の表
封筒の表書きは「退職届」と封筒中央に記載するだけです。
他に余計なことは記載せず出来上がり。
封筒の裏
封筒の裏書きは「所属部署・氏名」です。
記載する位置としては封筒左側の下に記載するようにします。
もし退職届を郵送する場合は「所属部署・氏名」を記載したすぐ横(右側)にあなたの郵便番号と住所を記載します。
退職願・退職届でよくある質問
Q1退職願や退職届は手書きで作成ですか?
会社がフォーマットを用意していない場合は、手書き作成が一般です。
会社によっては退職届のフォーマットが用意されていて氏名、日付だけを手書き記載するだけの会社もあります。
Q2退職届はいつまでに提出ですか?
退職届は会社によって期日が違います。あなたの会社のルールに従いましょう。
必ず退職するなら退職届は早めに出しておいて損はありません。遅くても退職予定日の2週間前までには出しましょう。
Q3退職願、退職届は会社側は拒否できますか?
退職願はその名の通りお願いなので拒否できます。
しかし退職届は拒否できません。退職するのは労働者の権利として認められているからです。
Q4退職意思を口頭で伝えただけではダメですか?
退職意思を口頭で伝えただけでも原則として退職手続きは問題ありません。
しかし口頭だけだと退職者にとっても会社側にとっても言った言わないのトラブルになる可能性があるので文書として提出するのをおすすめします。
https://mans-hideout.com/retirement-orally/
退職願・退職届の書き方まとめ
今回退職願と退職届の書き方から提出までの一連の流れをご紹介しました。
基本的には、定型分をそのまま引用して作成することになります。
昔ながらのやり方を重んじるような上司の場合だと退職願、退職届の書き方が間違えているとクレームをつけてくる可能性も。
最低限のマナーを守っておくようにしましょう。
https://mans-hideout.com/retirement-todo-list/
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