正社員で働いていて辞めたくなっています。すぐにでも辞める方法はありますか?
今回は上記の悩みを解決していきます。

僕は過去に入社3ヶ月で辞めた経験があります。新卒入社の会社ではなく中途入社した会社でしたが何の問題もなく辞めれました。
中途入社に限らず新卒入社のあなたでも一緒です。
辞めることはできますが何の準備もせずにいきなり正社員を辞めてしまうと後悔することがあります。せっかくならスムーズに辞めて得したという気持ちになりたいですよね?
僕が正社員をすぐに辞める前の準備の方法もご紹介していますのでぜひ試してみて下さい。
正社員で1ヶ月で辞めたくなる理由
正社員で入社したにも関わらず入社1ヶ月たたずに辞めたくなった経験があります。僕のまわりにもこれまで同じような気持ちになった人が40人以上はいました。
①仕事がそもそもあわない
②人間関係が悪い
③長時間労働のわりには給料少ない
仕事がそもそもあわない
就活や転職活動では実際の仕事内容は細かくはわかりません。しかし内定を貰いたいという気持ちが優先してしまいよほど気になることがない限りは目をつむります。
僕は転職で入社した会社がこれまで多少経験した仕事内容で地元ではみんな知っている企業だったので転職しましたが1ヶ月で「自分には合わない無理だぁ」となっておよそ3ヶ月ぐらいで辞めました。
人間関係が悪い
ほとんどの仕事が1人では完結できないので誰かと関わらないといけません。
パワハラをしてくる人もいますしそもそも何も教えてくれないという最悪のケースも。
生理的に合わない上司や同僚が近くにいる環境だとかなり過酷ですね。
長時間労働のわりに給料少ない
実際に働いてみないと仕事量やまわりがどれだけ働いているかはわかりません。
社内ルールで夜8時には帰るという決まりがあったとしても仕事量多かったら無理です。帰りの喫茶店で仕事するか自宅で遅くまでするしかありません。
仕事量に見合った給料が貰えればまだ我慢できますがだいたい給料は少ないことが多い。
正社員が1ヶ月で退職しても問題なし?
正社員が1ヶ月で退職しても問題にならないか気になります。
結論から言えばまったく問題ありません。派遣社員や契約社員だと「契約違反だ」と言われながら多少モメて辞めることになりますが正社員は少ないとも契約違反にはあたりません。
①法律上退職意向を伝えて2週間後には退職
あなたの会社の就業規則にどんなことが記載されていても民法が優先されます。
入社1ヶ月や3ヶ月ぐらいであれば試用期間中だと思いますので会社側から退職に促されることはあっても社員の退職拒否はできません。
②法律上問題はないが引き止めにはあう
退職を伝えれば必ず退職はできますが上司からの引き止めには必ずあいます。
なぜなら、入社まもない社員が辞めると言いだしたら上司が会社から怒られるからです。
社員1人雇うだけでも会社側はかなりの費用をかけています。求人サイト掲載料、名刺代、家賃、引越し代など。
上記のような費用を使っていて辞めると言い出したら直属の上司に問題があると判断されるのが当然です。
③退職した後の補償がない
1ヶ月や3ヶ月で退職すると一般的によく知られている失業保険が貰えません。
会社契約の部屋であれば引越しや家賃代補助めなくなるので退職した翌月からいきなり無収入+多額の出費が発生します。
貯金がある程度ない場合や両親に頼れないなら危険です。
正社員を1ヶ月で辞めるより3ヶ月頑張って続けた方がいい?
正社員を1ヶ月で辞めるよりも3ヶ月は働いた方がいいという話があります。
僕の経験から言えば1ヶ月で退職を決意して実際の退職は入社3ヶ月がいいです。
①入社1ヶ月が1番しんどい
②いきなり1ヶ月で退職はリスクが大きい
③3ヶ月あれば次の就職先を決めれる
入社1ヶ月が1番しんどい
正社員で入社して1番しんどいのが最初の1ヶ月です。新卒、中途関係なくしんどい。
なぜなら、自分1人で仕事ができないからです。
必ず教えてくれる先輩が新入社員には着きます。その先輩が人格者ならいいんですがだいたいは違います。自分の仕事をしながら新入社員にも指導しないといけないのでイライラしていることが多いです。
その為、自分1人で仕事をある程度できるようになってから判断するのがおすすめ。
僕が3ヶ月で辞めたときは指導してくれる先輩も嫌いでしたが1人になって仕事してもあと5年も10年も働けないと思ったので辞めました。
いきなり1ヶ月で退職はリスクが大きい
入社して1ヶ月で退職すると退職後の準備がまったくできません。
有給休暇を自由に使って転職活動もできませんし1ヶ月で内定はほぼ出ませんからね。僕が入社3ヶ月で退職したときは転職先が決まったタイミングがたまたま入社3ヶ月だったので辞めただけです。
3ヶ月あれば次の就職先を決めれる
転職活動で内定を貰うにはどんなにスムーズにいっても経験上最低3ヶ月はかかります。
転職活動中に退職すると転職活動に充てられる時間は増えますが転職活動には交通費などお金がかかったりしますのであまりおすすめはできません。
正社員が1ヶ月で退職した後はどうなる?
正社員として入社して実際に退職すると退職した後どうなるのかご紹介します。
①転職活動のハードルが上がる
②親から呆れられる
③自己肯定感が下がる
転職活動のハードルが上がる
新卒、中途関係なく転職活動のハードルが上がります。
僕が入社3ヶ月で退職したときの転職活動では過去の経験があったので短期間で転職できましたが転職面接では面接官からは厳しい質問を多数受けました。
「短期間で辞めるのは企業分析を怠った?」
「我が社に入社してもすぐに辞めるんじゃない?」
「信用度は低いなぁ」
上記のような厳しいお言葉を頂きました。
親から呆れられる
正社員で入社したら親も多少喜んでたと思いますのでそれを1ヶ月で辞めたとなれば絶句するでしょう。
「1ヶ月程度で仕事の何がわかるんだ」と言われることは容易に想像できます。
次の就職先が見つかるまで親に助けてもらわないとリアルに生きていけないので息苦しい生活をしていく覚悟が必要。
自己肯定感が下がる
正社員を1ヶ月で辞めると決めたときは勢いもあってすぐに逃げて楽になりたい気持ちでいっぱいです。
しかし辞めてしばらくして冷静に考えると「体調不良になったわけではなく多少我慢して続けながら1年後ぐらいに転職しても良かったんじゃない」という後悔が押し寄せてきます。
転職活動のハードルも上がるので面接官から厳しい質問がくる度に自信を失くすことも考えられます。
【体験談】正社員を3ヶ月で辞めた話
僕が入社して1ヶ月で退職を決意して3ヶ月で退職した体験談をご紹介します。
僕は家庭の事情もあって地元の企業に転職しました。この転職で既に3回の転職経験していたこともあって内定をもらうコツを掴んでいたので地元では名の知れた企業(昔でいう東証1部上場)に転職できました。
仕事内容もこれまで経験していたことでもありましたし社会人経験で色んなスキルも身につけていたつもりだったのである程度自信もありました。
しかし、実際に入社してみると会社内の社風も昭和な感じが残っていて会社の為に自己犠牲するのは当然の雰囲気。
先輩社員は口々に「うちの会社はブラック企業だから大変だぞ」と言う声ばかり、、、
1日中携帯電話は鳴り止まないぐらい電話がかかってきて昼飯を食べる暇もない状態でした。重い荷物を運ぶような肉体労働もあり身体を壊して退職していく若手も多かったですね。
僕もなんとか頑張らないといけないと覚悟を決めて働いてましたが入社1ヶ月ぐらいで急性胃腸炎になり起き上がれず。
この体調不良が引き金になり退職を決意した流れです。
もちろん全員にこの会社が向いていないわけではなく10年以上働いている人もいました。人それぞれ向き不向きはありますので向いていないと判断したら事前準備をした上で退職しましょう。
正社員をすぐに辞める前の準備
正社員で入社して1ヶ月で辞めたいと思ったらまずは事前準備をおすすめします。
①貯金額は生活費6ヶ月
②退職に関連する費用を計算
③転職活動をして内定を貰う
④退職届を作成
⑤退職代行を探しておく
貯金額は生活費6ヶ月
貯金額がないのにいきなり退職したら詰みます。生活保護でも受けようと思っても20代で病気でもないのに簡単に受給できませんので注意が必要です。(生活保護申請窓口で担当者が相手にしてくれない可能性あり)
生活費の6ヶ月分ぐらいあるとある程度いいかなと思います。月10万✖️6ヶ月=60万ぐらいが目安ですね。
短期間の就労しかないと失業保険が貰えないからです。
退職に関連する費用を計算
あなたの環境にもよりますが退職すると思いのほか支出があります。
・引越し代
・年金
・健康保険
・生活費
・敷金礼金(企業によって敷金、礼金の全額返金ルールがあります)
上記の額を計算すると軽く10万以上はいきます。
退職届を作成
退職届は簡単に作成できますが事前に準備としては会社側が退職を認めないなどしつこい引き止めをしてくることがあります。
そういう場合のお守り代わりとしてあらかじめ退職届を作成しておくとすぐに提出できて気持ちが強くなります。
あまりおすすめできませんが直属の上司が退職を認めなくても退職届を人事部に送りつけた時点であなたの退職は法律上正式に成立します。
退職代行を探しておく
上記のように退職届を人事部に送りつけても退職にはなりますが上司とあなたがケンカしながらやり取りすることには変わりありません。
そのトラブルをより回避するやり方が退職代行に助けてもらう方法です。
お金はかかりますがあなたがめんどうなやり取りをする必要が一切ありません。しかも退職代行を使った当日から出社する必要もなくなります。
例えば退職代行担当者が「依頼者(あなた)が体調不良になり希望退職日まで出社できない」ことを代わりに伝えて合意交渉してくれます。
あらかじめ助けてもらう退職代行を探しておきましょう。

正社員をすぐ辞めたいならある程度準備しておいた方がお得
正社員であってもあなたが辞めたいと思えば辞めれます。基本的に辞めれる理由・辞めれない理由は存在しません。
しかしせっかく辞めるならスムーズにお得に辞めたいですよね。
それにはいきなり辞めてもあなたにとって良いことはあまりないことを理解しましょう。正社員を辞めるには万全の準備をして実行しましょうね。



