ブラック企業で働いていてどうやって辞めたらいいか知りたい
今回は上記のような悩みを解決していきます。

ブラック企業で働き続けるのも大変ですが退職するときも大変です。
そんな悩みを抱えるあなたのために、体験談をもとにブラック企業の辞め方を解説していきます。
僕はいわゆるブラック企業で働いていた経験があります。しかもブラック企業で働いていて苦労しながら退職した知人を30人以上は知っています。
僕のブラック企業を辞めた経験とブラック企業を退職した知人の体験談から言うとブラック企業はずっと耐えながら働いても1つもいいことはありません。
1日でも早く辞めて新しい会社に転職することをオススメします。

ブラック企業辞めにくい理由 3選
ブラック企業は入社しやすいですが退職はしにくいという特徴があります。
その理由は、
- 労働環境が悪く常に人手不足
- 退職されて悪い噂を流されたくない
- 新しく採用するのに費用がかかる
人手不足
ブラック企業は一般的に利益率が低い会社がなりやすいです。
利益率が低いと最低限の人数で人件費をおさえます。そのため、1人の仕事量が増え退職者が増えるという悪循環。
1人でも辞められたら管理職が退職者の仕事をカバーしないといけなくなる可能性もあり全力で引き止められます。


悪い噂を流されたくない
退職者は辞めた会社の悪口を言います。そのため、ブラック企業は嫌がります。
ブラック企業ほど退職前に退職後に会社の誹謗中傷をしない、誹謗中傷した場合損害賠償請求しますという誓約書にサインさせられます。(経験談)
特になんの法的拘束力もないですがそれぐらいブラック企業ほど悪い噂を気にして辞めさせないようにします。
新入社員採用する費用がかかる
新入社員を採用するとスマホ、PC、制服など準備に費用がかかります。
ブラック企業であれば研修している余裕もないのですぐに馬車馬のように働かせたいです。
仕事のミスされても困るので慣れている社員を引き止めてそのまま働かせたい裏事情があります。
ブラック企業で働くメリットはない
たまにブラック企業のような厳しい環境で働くと成長が早いという人がいます。
結論から言うと間違いです。メリットはありません。実際に僕は新卒で入社した会社がブラック企業でしたが成長が早いと思いませんでした。

ブラック企業主な特徴
- 仕事量が多すぎる
- 給料安い
- 休み少ない
- 休日に電話が多い
- 副業禁止
- ハラスメント横行
- 人材の入れ替わりが激しい
他にも色々ありますが自己成長を邪魔する主な特徴です。
上記の状況でずっと働くことで
- 自分を見つめ直す時間がない
- 給料安くて自己投資にまわせる余力がない
現状維持で精一杯で自己成長どころではありません。

ブラック企業体験談
下記が実際に僕が体験したことです。
- 仕事以外のことは考えられないぐらい忙しい
- たまの休日は会社のイベントがある
- 同僚の質が悪く目標になる人がいない
ブラック企業は忙しい
ブラック企業は利益率が悪いので仕事量をこなさないといけません。
そのため、朝7時に家を出て帰宅する夜11時まで仕事以外考えられないぐらいの仕事量がふってきます。
目の前の仕事をどんどんこなす事で仕事のさばき方とか段取り力が身につくのは確かです。しかし、その能力は入社後1、2年で身につけておけば十分です。
3年目以降になっても同じことを繰り返しているだけになることがブラック企業で働いていると多い。
そこで成長は止まります。
たまの休日会社イベントがある
ブラック企業は一見不思議にも思えますがファミリー感を強くしようとします。
そのため、滅多にしかない貴重な休日を管理職が楽しむためだけに強制的に参加させられるイベントがあります。
バーベキュー・ゴルフ大会などがあります。貴重な休日ぐらいは会社の人には絶対に会いたくないですよね。
同僚の質が悪く目標となる人がいない
ブラック企業では優秀な人材はすぐに辞めていきます。
優秀な人は自分にとって有益な職場かどうかを判断するのが上手いです。
そのため、ブラック企業には他の会社に行くことのできない質の悪い社員が残っている傾向が高いです。会社から命令される奴隷のような働き方はできるんですよね。
そんな会社の奴隷になって働いている人を目標にするといずれ同じような奴隷に自分もなりますよ。
ブラック企業辞めるときによくあるトラブル
- 有給休暇取得させてくれない
- 離職票が発行されない
- 損害賠償請求される
有給休暇取得させてくれない
退職するときの有給休暇取得はもめます。
会社側や上司からすれば楽して辞めていくのが気に入らないだけです。正直あなた1人が有給休暇消化して辞めても会社はまわります。
有給休暇は全部消化してこれまでつらかった仕事を忘れる貴重な時間にしましょう。
離職票が発行されない
離職票は失業保険をもらうときに必要なので次の転職先が決まっているなら必要ありません。
会社によっては離職票を発行してくれない会社があります。会社は依頼があれば発行しないといけない義務があるので退職後でも発行依頼しましょう。
僕がブラック企業を辞めた時に「離職票の発行」依頼をしましたが1ヶ月以上経っても発行されなかったのでわざわざ手紙を書いて催促した経験があります。
失業保険をもらう人にとっては死活問題なので気をつけておきましょう。

損害賠償請求
ブラック企業であれば何かと理由をつけて損害賠償請求してくることもあります。
損害賠償請求はほぼないと考えておいてもいいですがもしされたら弁護士へ相談しましょう。
ブラック企業を確実に辞める方法ケース別
前提としては、次の転職先が決まっていることが重要です。
体調不良などは除いて転職先が決まってない場合・転職選考中で退職するのはおすすめしません。
次の転職先が決まっていれば強い気持ちと色んな手段を使えば絶対に辞めれますので安心して下さい。
- 退職のやり方をまず知らない
- 上司に退職を伝えることが怖い
- 嫌がらせされないか不安
- 同僚から嫌われるのが不安
- 退職を伝えてから退職日までの出勤がつらい
- 今の会社でしか通用しないんじゃないかと不安がある
①退職のやり方を知らない
20代で初めて退職する場合「上司に辞めると伝える」ぐらいは分かってもそれ以外わからなくて当然です。
結論として、「辞める」という意思表示を上司に限らず本社人事部にでも口頭・文書(退職願)で伝えるだけです。
労働者の退職は法律で守られているので会社側が「認めない」「許さない」なんてそもそも言う権限はありません。
それでも現実的には退職手続きが前に進まないときがあります。その時は下記3段階方式で対応をまとめました。
転職CAFEメンバー全員転職経験ありで自遊人パパに関しては5回以上も退職経験あるので完璧な退職マニュアルを体験をもとに作成しました。
【1次対策】
- 直属上司に時間を確保してもらい1対1で退職を伝える
- 退職理由、退職日、有給休暇取得を伝える
【2次対策】
- 信頼のおける同僚に相談して直属上司への働きかけをお願いする
- 直属上司が話しにならない場合は人事部/他の上司(直属ではない上司)に依頼する
ブラック企業の場合は全部の部署が正しく機能してないことがあります。
【3次対策】
- 退職願を郵便で本社人事部宛に内容証明郵便で送る
- 離職票の発行依頼の手紙作成し郵送(すぐに転職先に行かない場合のみ)
- 借りてる物(スマホ・名刺・社章・車キーなど)を着払いで送る
- 有給休暇が残っていれば全て申請をしておく
- 個人スマホを知られているなら全部無視
- 1人暮らしの自宅を知られているなら(実家帰省・友人宅・ネットカフェ・カプセルホテル)
上記の1次対策、2次対策、3次対策の順番で問題なしです。

②上司に伝えるのが怖い
ブラック企業はパワハラ上司が多いので「退職したい」なんて死んでも言えないですよね。
そういう時は、下記2点の方法です。
- あなたの退職日から逆算して2週間前に「退職届」が人事部に届くように郵送。
↓
- その後、退職日までに貸与されてる物を郵送。
↓
- 退職日を迎える。(2週間は有給休暇消化・欠勤)
- 退職日から逆算して1ヶ月前ぐらいに「退職代行」に依頼
↓
- パワハラ上司/本社人事部に退職を代わりに伝えてもらう
↓
- 退職代行によっては有給休暇交渉なども可能であり1度もパワハラ上司と対面することなく退職
僕は新卒入社した会社の上司は体育会系パワハラ上司だったので「退職したい」と伝えたら怒鳴られました(泣)
10年以上前で退職代行があること自体知らなかったので直接攻め込みましたが撃沈しました。信頼できる別の先輩が仲に入ってくれたので結果的に無事に退職はできました。
一歩間違えたら今でも奴隷のように働いていたかもしれません、、、
パワハラ上司が退職許してくれるかもと期待するのはやめて退職代行使いましょう。
③嫌がらせされないか心配
退職を伝えると嫌がらせされるんじゃないかと心配。結論から言うと、退職を伝えたあとに嫌がらせ行為はあります。
例えば
- 有給休暇取得させない
- 引継ぎ書の出し直しを繰り返す
- 貸与品のキズや破損の弁償代請求
- 借り上げ社宅を無理矢理引越しさせる
上記は、僕が体験した嫌がらせです。
上記のような嫌がらせは個人で1つ1つ論破することも可能ではあります。事前に言われそうなことの想定問答を作成し準備しておくといいですよ。
それすらパワハラ上司とやりとりしたくない場合はすべて代行してくれる「退職代行」を利用した方が圧倒的に楽です。
追加で1つ注意点として、1度退職意向を伝えてからそのままずるずる働くと嫌がらせにあいます。
そのため、1度退職を伝えたら絶対に辞めましょう。
なぜなら、退職を1度伝えてから説得されて残ってしまった同期が嫌がらせにあったからです。
同期はその後、重要な仕事は任されない・「他の会社ではやっていけない」と事あるごとに繰り返し洗脳みたいに言われてました。
④同僚から嫌われるか心配
結論から言うと、嫌われても関係ありません。退職すると伝えてから手のひら返して責めたり文句言ってくる人はあなたには必要ない人だと割り切りましょう。
僕もこれまで5回以上退職をしてきましたが文句言われたこともあります。逆に応援してくれた人もいます。
応援してくれた人とは今でも定期的にご飯食べてお互いを刺激しあってますよ。新しい職場でいい出会いは必ずあるので新たな出会いを楽しみましょう。
⑤退職を伝えてから退職日までの仕事がつらい
退職を伝えて即日退職は基本的にできません。退職を伝えてから出社する毎日はつらいですよね。(文句やイヤミ言ってくるやつもいます)
その対策としては
- 強い気持ちで割り切る(失なうものはないので全てに言い返してスッキリする)
- 退職代行にお願いして退職日までに一切出社しない
経験上として、ブラック企業(新卒の会社)を退職するとき退職日までの出勤は気持ちが前向きには正直なりませんでした。
退職経験者としてのアドバイスは退職する会社に余計な精神を使うのはムダです。あなたにとって退職すると決めた以上気持ちの中で重きをおくべきは次行く新しい会社ですよ。
⑥今の会社じゃないとうまくいかないか不安
退職を伝えた後にやっぱり今のまま続けた方がよかったとならないか不安になることはあります。
人間の脳は自然と慣れないことを嫌がる習性があるからです。確かに次の会社でうまくいくかは誰にもわかりません。
背水の陣でいくのもいいですが少しでも不安を減らしたいなら下記2点を同時に進めていくといいですよ。
- 資格取得
- 自宅でできる副業をする
上記2つは転職CAFEメンバー3人がそれぞれ本業をしながら実践していることです。
ぜひ参考に。


ブラック企業辞め方でよくある質問
結論から言うと、あなたのタイミングでいいです。
あえてベストなタイミングを考えるなら
- ボーナス貰ってから
- 転職する場合入社日は4月入社/10月入社が多いのでその1ヶ月前
まず、損害賠償請求されることはありません。しかし、細かく言えば貸与物を無くしたり故意に壊したら請求されます。
それ以外で、法律で認められている退職をしただけで損害賠償請求はありません。
もし損害賠償請求されたら違法なので弁護士に相談しましょう。
ブラック企業がどうかの線引きは難しいです。
あえてあげるなら
- 長時間労働を強いる
- 休日出勤して手当てなし
- ハラスメント上司を野放し
上記のような企業はブラック企業です。
公務員だからと言ってホワイト企業と同じとは言えません。残業があったりハラスメントが日常的にあったりするので注意が必要です。

ブラック企業で働いているならすぐに退職を考えよう【まとめ】
今回はブラック企業の辞め方をご紹介してきました。ブラック企業で実際働いた経験から身につけたベストな辞め方です。ブラック企業は想像以上に日本には多いです。
「ブラック企業と言われるようなやり方でしか会社経営ができない」
「お客様のためにやってきた結果だから仕方ない」
上記のような言い方をする経営者、管理職は多いです。
1つ言えることは、あなた自身を1番に考えて判断して下さい。あなたの心が壊れるなら逃げるのもありですし退職代行利用してムダに傷つかないやり方もあり。
これから幸せな生活を送りましょう。
